smpatchでkernelのup
ネットワーク経由で勝手にパッチを取ってきてくれてとても便利なsmpatch。
しかしながら、いまでもオンライン状態ではあてられないパッチも健在なのです。(kernelとかね)
そういうパッチはデフォルトの状態でsmpatch updateとやってもあたりません。
それは、smpatchのデフォ値のpatchpro.install.typesが以下の様になっているから。
patchpro.install.types = rebootafter:reconfigafter:standard
※この値はsmpatch getで確認できます。
この状態だと、singleuserとかreconfig immediateなどのフラグが設定されているパッチは適用されない仕組みです。
ちなみにこれらのあたらなかったパッチは
/var/sadm/spool/disallowed_patch_list
に記録されてます。このファイルはリブートすると消えちゃうので注意。
これらをあてるには、smpatch setでこれらのフラグをセットしちゃうのもありなのですが、せっかく最後にリストをまとめてくれているのでこれを使いましょう。
ローカルコンソールから以下のコマンドを実施。
init 1
smpatch add -x idlist=/var/sadm/spool/disallowed_patch_list
これでkernelのupもおk