System V IPC の構成

むかしのデフォ値が小さすぎてどーにもならない事がよくあったので、今はどーなっているのかなぁと検索してみた結果。
ここから以下引用。
==================== ここから ====================
Solaris ソフトウェアの System V IPC 機能は、すべて自動的に構成されます。または、これらの機能は資源制御によって制御されます。System V IPC 機能には、共有メモリー、メッセージキュー、セマフォがあります。資源制御では、ローカルシステムまたはネームサービス環境の IPC をプロジェクト単位またはユーザー単位に設定できます。以前の Solaris リリースでは、 IPC 機能はカーネルの調整によって制御されていました。これらの機能のデフォルト値を変更するには、/etc/system ファイルを変更してシステムをリブートする必要がありました。IPC 機能が資源制御によって制御されるようになったため、システムの実行中に IPC 機能の構成を変更することができます。デフォルト値と自動的に割り当てられる資源が増えたことにより、従来はシステムを調整しないと機能しなかったアプリケーションのほとんどが、調整しなくても実行できるようになりました。
以下の表は、『Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル』に記載されていた古い IPC 調整可能パラメータと、それらに代わる資源制御の一覧です。

資源制御

古い調整可能パラメータ

古いデフォルト値

最大値

新しいデフォルト値

process.max-msg-qbytes

msginfo_msgmnb

4096

ULONG_MAX

65536

process.max-msg-messages

msginfo_msgtql

40

UINT_MAX

8192

process.max-sem-ops

seminfo_semopm

10

INT_MAX

512

process.max-sem-nsems

seminfo_semmsl

25

SHRT_MAX

512

project.max-shm-memory

shminfo_shmmax

0x800000

UINT64_MAX

物理メモリーの 1/4

project.max-shm-ids

shminfo_shmmni

100

224

128

project.max-msg-ids

msginfo_msgmni

50

224

128

project.max-sem-ids

seminfo_semmni

10

224

128

古いパラメータが、Solaris システムの /etc/system ファイルに入っていることがあります。その場合、これらのパラメータは、以前の Solaris リリースの場合と同様に、デフォルトの資源制御の初期化に使用されます。ただし、古いパラメータはできるだけ使用しないでください。
==================== ここまで ====================
へー、べんりー